彼女は立ち去った
俺は自分の勝手な妄想で
彼女が弱くて傷ついているに違いない、
同情して助けてあげないといけないと思い込んでいた。
それは根拠のない思い込みで、おごりと相手を見くびった考えだ。
若い頃から夢を叶えるためにエネルギッシュに頑張って、努力し結果を出してきた。
俺よりずっと強くて賢い
現実の中で逞しく生きて行く力を持った人間なんだ。
病的に優柔不断な俺が中途半端な未練で振り回して、彼女の夢を邪魔してはいけない。
俺は自分で告白しなかったんだから、その責任を持つべきだ。
そして彼女は自分の意思で、決意を持って俺の前から立ち去った。
それが答えだ。
俺は苦しみながら、彼女の夢を応援して、自分の道を進むしかない。