本音日記

nezuminokifujinの日記

人と世界について感じたこと

ひきこもりの苦しみ

13年間も恐怖や自己卑下に苛まれて、引きこもることがいかに苦しいことか。

経験したことがない人間には絶対に共感などできない。想像することしかできない。

想像を絶する苦しみに耐えてきた彼を最大限に尊敬する。

ガンで苦しんで死んだ人は色んな人から共感され励まされ優しくされる。自分自身で尊厳を持って死ねる。

だが引きこもりの末に死んだ人間はそうではない。

理解のない誹謗中傷を受ける。低次元の優しさの名の下に批判される。

自分自身でも自分はダメな人間だと思って死ぬ。

それがいかに、つらく、苦しく、悲しいことか。

 

テレビで、80歳で膝に注射を打ってサッカーを続けている元サッカー選手のおじいさんが紹介されていた。

誰が見てもすごい。驚きの精神力である。

でも、4、5年の社会的ひきこもりを経験した自分ならハッキリと言える。

4、5年の社会的引きこもりでも文字通り、死ぬほど苦しかった。

それが13年もほとんど家に引きこもった人間がどれだけ苦しかったか。

恐怖と自己嫌悪と自殺願望と絶望と焦燥と孤独と、、、

狭い暗い部屋で、どれだけ自分の人生を呪い打ち震えたか。

そして負の感情と思考に飲まれ、なにもかも無茶苦茶におかしくなった。

それは、サッカーのおじいさんより、ずっととんでもないことなんだ。

お願いだから少しでも理解してあげて欲しい。

彼は家族さえ恐れた。

自分が失敗作の人間だと思って死んだ。

怒りも悲しみもぐちゃぐちゃになって。

 

俺は絶対に忘れない。

全世界の人間が否定しても俺だけは否定しない。

新たな自殺者を出さないために自殺した人間はバカ、というべきという人間がいる。

俺はそうは思わない。

そんなので自殺を食い止められるほど浅い次元の話ではない。そんな理屈が通用するレベルではない。

俺にもどうしたらいいかわからないが、優しくよりそう、生きていてほしいという心をもってただ優しくよりそう。

 

そして、精神科にいって治療をするとか。

そっちの方がずっといいと思う。